ITILと運用と開発 [IT]
最近、ITIL熱もやや冷めてきて、ITIL関連の記事は、
めっきり書かなくなってしまったのですが、
常々思うのは、ITIL(運用)を知らずして、開発なんて出来ないんだなぁ~ってこと。。
私は元々、開発職の人間です。。
開発を行っていた当時は、新人だった頃で、当然、運用なんて知らない。。
だから、出てくるアウトプットって、悪い言い方だが、作り逃げみたいな感じで、
ようやく、システムが動くような代物ばかり。。
その後、某所で2年間ほど、システム運用・保守をやってきましたが、
その時は、これまでの自分の開発のやり方が間違っていたと、シミジミ感じました。。
やはりシステムって、動かしてナンボ、運用してナンボですから、
SEの身勝手な気持ちで、技巧を凝らして作ったシステムみたいな、
運用・保守のことを考えられていないシステムは、運用面で非常に厄介です。。
昨今のITILブーム?で、ITILが注目されていますが、ITILは開発者にも是非とも
学んで欲しい知識だと思う。。
最新のプログラム・ソースは、本番機に乗っている。。
設計書等のドキュメント類は、版管理がされていない。。
いつ、どんな改善で、どのプログラムを修正したのか、履歴が残っていない。。
システムで使用する資源が一元管理されていない。。
などなど、問題点を抱えた、開発するのに精一杯で開発されたシステムほど、
正直、運用・保守は難しい。。
まあ、開発者の気持ちは判ります。。
納期が短い、仕様がコロコロ変わる、予算が無い、人材がいない・・など、
厳しい条件化で開発してきたのだから、運用・保守のことなんて、
考えている暇など無いだろうし、そもそも、運用・保守がどんなものか知らんのだろう。。
以前、某コンピュータ・メーカのSEが語っていたが、
新人には絶対、システムの運用・保守から仕事をやらせると言う。。
運用・保守を知らずして、開発なんて出来る訳が無い!と、そのSEは断言していた。。
でも、あるSEは、システムの運用・保守を下流なお仕事だと見下して、
開発が出来てナンボだ!と、豪語している。。
そんな声を聞くと、ちょっと悲しい。。
そんな気持ちで開発されたシステムは、運用面で苦しむことなり、
運用者にとって、非常に負担が大きい。。
まるで、開発者の尻拭いを運用者がやっているみたいなものだ。。
開発と運用・・IT業界では作業工程が違うので、別物だと考えられている。。
その溝は、何気に大きいものである。。
開発者にとっても、運用者にとっても、当然、良いシステムを開発し、
トラブルの無いシステムを運用したいに決まっている。。
もちろん、顧客もそう思っている。。
ITILの知識が何処まで開発に有意義なのか、正直私自身でも判らんが、
少しでも開発者にも勉強して貰いたい、今日この頃である。。







僕は、
開発>リリース>運用
のさらに上流と下流、すなわち、
業務要件定義と
ユーザテスト以降しか経験が無いので
勉強になります。
>作り逃げみたいな感じ
よく言われる
「塀の向こう側に投げ入れる」
というのも同様の感じを表現してるんでしょうねー
by たかはし (2006-11-01 07:02)
顧客向けのシステムはエンドユーザーの事を考えて作らないと絶対使ってもらえません。
開発中心にやってきたエンジニアというのはそういったところが判っておらず、自分にしか判らないようなシステムを作ってしまいがちです。
ふみふみさんのお知り合いの「開発が出来てナンボだ!」と豪語しているSEもそういう方ではないのでしょうか。
by てらちゃん (2006-11-01 09:19)
>たかはしさん
コメントありがとうございます。
たかはしさんから、勉強になるなんて言われると、思わず恐縮してしまいます。。
>「塀の向こう側に投げ入れる」
なるほど、そんな表現もマッチしますね・・
逆にそれだけ、開発と運用とでは、隔たりがあるんですよね。。
以前、開発案件で、お付き合いのある顧客に常駐している運用メンバーに、
業務などについてのヒアリング等、サポートを求めたことがありましたが、
面倒臭そうな対応をされたり、冷たくされてしまったり、
ものすごく壁を感じましたね・・同じ会社の人間なのに、不思議なもんです。。
逆に私も、運用をやっていて、開発メンバーからサポートを求められると、
何でこんな簡単なことも判らんのか!とか、もっと顧客のことを理解しろ!などと、
心の中で呟いているので、どっちもどっちなんでしょうね。。(笑)
by ふみふみ (2006-11-01 21:03)
>てらちゃんさん
流石、てらちゃんさん・・良く判ってらっしゃいますね?
過去に何か、システム絡みで、苦い経験でもあったのですか?
大抵、一般企業向けのシステム開発の場合、
顧客側の窓口になるのは、情報システム部門です。。
でも、実際にシステムを使用するのは、エンドユーザであり、
本来であれば、エンドユーザを見てシステム開発を行うべきなんですが、
お金の問題とか、顧客内部や企業間の政治的な事情もあって、
どーしても、情報システム部門の顔色だけを窺うSEが多いですね。。
あと、顧客を上手く丸め込んで、SE自身が開発し易い方法で、
無理やり仕様を固めてしまうこともシバシバあります。。
どんな世界でも似たような話はあるでしょうし、
私自身も少なからず経験がありますが、こんな仕事のやり方は、
プロとは言い難いですよね。。
by ふみふみ (2006-11-01 21:09)